マ リ ア の 受 難 Die Todliche Maria
監督・脚本・音楽・製作:トム・ティクヴァ
撮影:フランク・グリーベ
編集:カーチャ・ドゥリンゲンベルク
美術:シュビレ・ケルバー
【キャスト】
ニナ・ペトリ/ペーター・フランケ/ヨーゼフ・ビアビヒラー/ヨアヒム・クロル

(1993年/ドイツ/カラー/公開年2007年)
マリアは神聖でもなければ、処女でもない。少女から大人へ、私の中のオンナが目を醒ます。悪夢のような情景が、
マリアの頭の中を駆け巡る。少女の頃の思い出、芽生え、ファースト・キス、欲望、抑圧、罪悪・・・。
そして夫との結婚という「ウソ」。穴蔵のような風通しの悪い部屋で暮らすマリア。夫、そして寝たきりの実父と一緒だ。
彼女が身を置く秘密めいた世界は外から完全に遮断されている。その暗闇に入っていけるのは昆虫だけだ。
そしてこの昆虫も、マリアの奇妙な性癖の犠牲となる。ある朝、電話が鳴る。向いの住人からだ。
二人はすぐにお互いの本質を見抜き、恋に落ちた。
そして、マリアはずっと封印していた自分の過去を取り戻そうとするが・・・。
魅惑的でありながら異様、まさにカフカ的なシュールな映像の中で、マリアの「孤独」と「妄想」が独特のバランスで
絡み合うトム・ティクヴァ監督、狂気の長編デビュー作。