グラウベルローシャベストセレクション

’60年代初め突如ブラジルに現れた作家の狂気がヨーロッパの映画人たちを震撼させた。
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「バラヴェント」「黒い神と白い悪魔」「狂乱の大地」
そして「アントニオ・ダス・モルテス」と矢継ぎ早に発表した映画はゴダールをして『もっとも新しい映画監督の一人』といわしめた。

ローシャの映画はフィルム自体がカオスのようだ。
熱に浮かされたように動き回るカメラ、殺戮、大声を上げる人々、
血をふきだして転がっている死体、舞い上がるほこりと喧騒と静けさのなかでひたすらアナーキーに突き進んでいく。
狂気をちらつかせながら次々と作品を作り、43歳で急死したローシャは
何よりもその荒々しいスタイルを武器に、当時のヨーロッパ映画に大きな影響を与えた。

没後30年を記念した今回の企画は、処女作から遺作までの日本初公開3本を含む代表作5本の上映です。

ZIGGY FILMS '70s vol.2『ナッシュビル』『天国の日々』

今も語り継がれる‘70年代アメリカ映画伝説 第2弾!『ナッシュビル』『天国の日々』

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1970年代、型破りな発想と斬新な映像、そして究極の映画的描写力で
作られ、今に語りつがれる伝説の映画が誕生した。公開当時、興行面では
闇に葬り去られたが、それらの多くは今なお映画ファンを引きつける
カルト的な魅力を放っている。

そんな映画を紹介する「ZIGGY FILMS‘70s vol.2〜70年代アメリカ映画伝説」
昨年の『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』『バード★シット』に続く
第2弾はロバート・アルトマン監督の『ナッシュビル』と
テレンス・マリック監督の『天国の日々』だ。

アルトマンは2006年のアカデミー賞名誉賞の授賞式で「映画作りとは海辺で砂の城を作るようなもの。
やがて大洋が作った城を運びさる、それでも砂の城は胸に残っていく」とスピーチして喝采を浴びたが、半世紀近くをスタジオと闘い続けながら多くの傑作を作り上げて来たアルトマンならではのメッセージである。
今回の『ナッシュビル』は大統領候補の選挙キャンペーンのためにカントリーウエスタンのメッカ、ナッシュビルに
集まったミュージシャン、その中の24人を中心に描かれる。アルトマン流、“群像劇ドラマ”の原点がここにある。

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最新作『ツリー・オブ・ライフ』がカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した
テレンス・マリックの『天国の日々』は、‘73年の記念碑的デビュー作
『バッドランズ』に続いて発表した第2作である。今世紀初頭のテキサスの
広大な農場を舞台に、時代に翻弄される4人の若者たちの青春、希望、挫折を、人間と自然に敬虔な深いまなざしを通して描き出した、
マリックの代表作だ。
“光と影のバラード”と謳われた撮影監督ネストル・アルメンドロス、
ハスケル・ウエクスラーの映像は時代を超えて見る者を圧倒する。

自由な映画制作で独自の映像空間を作り上げてきたアルトマンとマリック。
映画ファンの間でカルト的人気を誇る『ナッシュビル』と『天国の日々』は映画に対する概念を変えてしまうほどの
魅力あふれる作品だ。

株式会社日本スカイウェイ

グラウベルローシャ

ナッシュビル

ロバート・アルトマン (製作・監督 )
Robert Altman (Director/Producer)

天国の日々

テレンス・マリック (監督 )
Terrence Malick (Director)